文学フリマで買った本の感想(文芸誌編)

今回は、第33回・第34回文学フリマ東京(2021年11月・2022年5月)で頒布されていた文芸誌のいくつかを読んだので紹介します。前回はこちら。 dismal-dusk.hatenablog.com もう半年以上前のため入手できるかわからないものもありますが、私はべつに販促をお願…

2022年に読んでいたマンガ作品備忘録

これの2022年編です。 dismal-dusk.hatenablog.com 読んだ媒体ごとに分け、読んだのが昔である順に挙げていきます。 紙 BANANA FISH(1) BANANA FISH (フラワーコミックス) 作者:吉田秋生 小学館 Amazon hesperas-drafts.blogspot.com サタニッ…

2021年に読んでいたマンガ作品備忘録

2020年に書いたこちらの記事を踏襲しています。 dismal-dusk.hatenablog.com 最近は、紙の連載→紙の単行本+その電子版 というより、Webサイトで一話ずつ連載し課金を求める形式がだいぶ増えましたね。またWebサイトと同時に、出版社やプラットフォーム企業…

文学フリマ東京35(11月20日)で『生き延びるための自虐』を頒布します

bunfree.net 日程 : 2022年11月20日(日)12:00〜17:00 場所 : 東京流通センター 第一展示場、第二展示場 入場無料 「X-04」のスペースに「hesperas」として参加します。 入り口から向かって左端になるようです。 会場図(第一展示場) 新刊は『生き延びる…

不機嫌と性欲(『「ハネムーンサラダ」の隠し味』第5章)

当記事を読む前に 当記事は予告なく削除されます。いかなるソーシャルブックマークもSNSによる一言コメントも無駄に終わりますので行わないでください。仕組み上可能ならば他人の言葉をどう扱ってもいいと考える方が最近は多そうなので、あえて言っておきま…

(アーカイブ公開中) 個人誌『生き延びるための自虐』を紹介する放送をします

こちらで告知するのを忘れていました。 11/5(土)21時頃から、文学フリマ東京 35で出品予定の個人誌『生き延びるための自虐』を紹介する放送をします。媒体はツイキャスの予定です。 (追記) アーカイブを公開しました。 どんな人間が書いたのか、なぜ、誰…

『生き延びるための自虐』試し読み(16章)

この記事は、個人誌の『生き延びるための自虐』試し読みです。 予告なく削除されることがあります。 dismal-dusk.hatenablog.com 第16章 文芸部、その個人的な由来 本書は「どのように」自虐をするべきかについて考察してきました。しかし、自虐を行う場所に…

『生き延びるための自虐』試し読み(13, 14章)

この記事は、個人誌の『生き延びるための自虐』試し読みです。 予告なく削除されることがあります。 dismal-dusk.hatenablog.com 第13章 嫉妬と「ひとり裁判」のあいだで—渡邊博史 自虐的な言葉の書き手の紹介も最後になりました。今回紹介するのは、2012年…

『生き延びるための自虐』試し読み(10章)

この記事は、個人誌の『生き延びるための自虐』試し読みです。 予告なく削除されることがあります。 dismal-dusk.hatenablog.com 第10章 ひとりツッコミ、ネットミーム、夢は殺人―加藤智大 始めに話題とするのは、2008年に「秋葉原無差別殺傷事件」(1)を起こ…

『生き延びるための自虐』試し読み(6章, 9章)

この記事は、個人誌の『生き延びるための自虐』試し読みです。 予告なく削除されることがあります。 dismal-dusk.hatenablog.com 第6章 自虐の攻撃性について 大概の自虐について、それを目にした人が良い気分になることはありません。自虐者は自分以外の誰…

『生き延びるための自虐』試し読み(1~4章)

この記事は、個人誌の『生き延びるための自虐』試し読みです。 予告なく削除されることがあります。 dismal-dusk.hatenablog.com 第1章 自虐の3要件 自虐とは、なんでしょうか。字面のとおり考えてみると、「自分を虐めること」あるいは「自分で自分を虐める…

『生き延びるための自虐』発行について(序文、目次掲載)【試読追加】

制作の経緯 頒布方法、広報など 序、あるいはお断り 目次 制作の経緯 『「ハネムーン サラダ」の隠し味』という個人誌を作ってから、自虐について考えていました。 このブログでも、「自虐について」というカテゴリの中でいくつか文章を書いたことがありまし…

第34回文学フリマ東京(5/29)に行ってきました

当初は出店するつもりでしたが、新刊を出せる目途が立たなかったため、購入者として行ってきました。以下はその記録です。 参加前 当日 購入したもの(抜粋) 参加前 私は自分自身もゲームやアニメや他の色々な娯楽作品について書くことがあるので、そういっ…

文学フリマで買った本の感想(『文芸同人誌ロゼット』第2号 特集 夏の恋)

今更ですが、5月末に第34回文学フリマ東京に行き色々と購入しました。今回は今までと違って評論ジャンル以外の本も探しました。その理由と当日思ったことについてはまた別の記事で書きます。 標題の同人誌はさまざまなジャンルの作品を集めたアンソロジーで…

反-償いの物語——アニメ版『SHUFFLE!』19-21話について

弁明あるいはキャラクターのイメージを語ることの正当性 今回は、同名の18禁美少女ゲームを原作として、2005年から06年にかけて放映された*1『SHUFFLE!』というアニメについて語ろうと思います。 はじめに断っておきますが、私は『SHUFFLE!』シリーズの原作…

第33回文学フリマ東京で購入した本の感想②(『よそおい』)

前回は北出栞編『ferne』でした。 今回もまた一冊のみになってしまいました。例によって、すべての収録されているものに言及できているわけではありませんが、できるかぎり書いています。 全体的に こちらのサイトを見ればわかると思いますが、非常に凝った…

第33回文学フリマ東京で購入した本の感想①(北出栞編『ferne』)

毎回思うのですが、本を読んだ時の感想は、書くと同時にそれを読む自分にとって役に立つように書きたいと思っています。 よくSNSで上がるように「~を買いました」というだけではなく、買って読んで自分にどういう変化が起きたのか(あるいは起きなかったの…

『「ハネムーン サラダ」の隠し味』に関する重大な補足

dismal-dusk.hatenablog.com 上記の本に、諸事情により盛り込むことができなかった点を2つほど付け加えておきたい。

第33回文学フリマ東京(11月23日)で『「ハネムーン サラダ」の隠し味』を頒布します(試し読み有)

bunfree.net 日程 : 2021年11月23日(火・祝)12:00〜17:00 場所 : 東京流通センター 第一展示場 入場無料 「チ-24」のスペースに「hesperas」として参加します。 会場図 新刊は『「ハネムーン サラダ」の隠し味』です。 以下に試し読みもあります。 『「…

(序・目次・第0章あり)『「ハネムーン サラダ」の隠し味』を発行します

この記事で言っていたとおり、連載をまとめた本を発行予定です。 dismal-dusk.hatenablog.com 11月23日の文学フリマ東京での頒布できればと思っているのですが、間に合うかどうか確証が持てないのと、諸々の抵抗感も未だあり、どうするかは未定です。 通販は…

二宮ひかる『ハネムーンサラダ』について文章を書いています

今回はただの告知です。 ここ一、二ヶ月の間、twitterのフォロワー限定で、ある作品について記事をいくつか集中的に書いています。 『ヤングアニマル』(白泉社)にて、1999年から2001年にかけて連載されていた『ハネムーンサラダ』という漫画についてです。…

ジェシカ・ベンジャミン『愛の拘束』(寺沢みづほ訳・1996年)読書ノート

愛の拘束 作者:ジェシカ ベンジャミン メディア: 単行本 今後のフィクション作品の読解に役立つと思い、各節の要約をつけながら読み直しました。後半の方は具体的な話題をうまく省けず冗長になってしまいましたが、それだけ重要に思える洞察が多かったという…

ALTSLUM「CHAT! CHAT! CHAT!」#1~#3について

最近、「ALTSLUM」というウェブサイトをよく見ています。 altslum.com このサイトでは「CHAT! CHAT! CHAT!」というカジュアルな対談企画を定期的に行っています。この企画では、時事的な話題や日常生活のことについて、(おそらくは若い)参加者の方が飾らな…

2020年読書振り返り(マンガ)

差し迫ってやることもないので手慰みに書きます。 特に基準はなく、書くことがあるやつだけ読了日降順で引っ張りました。最近の作品どころかかなり古いものも入っています。致命的なネタバレはしてません。 チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作…

植物と私

以下の文章は、水上文『monologue』に収録されている観葉植物についての記録に触発されて書いたものである。しかし、その記録とこの文章がどのように関係しているのかは必ずしも明確ではない。読み返すともはやほとんど関係がないような気もしてきた。 植物…

友情――水上文『monologue』の解説について

mizuaya.booth.pm なぜ私がこの本を開くに至ったかという質問は受け付けていない。そもそもこのブログにコメント欄は設けられていない(今後設ける予定もない)。 インターネットで活動中の面識のない相手に言及することには独特の困難がある(この記事の第…

『息あるかぎり私は書く』という本を読んだ感想(あるいは執筆を終えての反省)

先日、このような本を作りました。 今この世に生きている他人たちがこの本について何事か書く可能性はかぎりなく低いと思ったので、自分で自分の書いた本の感想を書くことにしました。

批評集『息あるかぎり私は書く』頒布します(試し読み有)

大変お待たせしています。 10月31日頃、下記のとおり頒布開始しました。 本記事の下部に試し読みのリンクがあります。 『息あるかぎり私は書く』概要 「創作行為を描いたフィクション作品」についてのエッセイ10本を収録した本です。本ブログ記事を改稿+書…

批評集『息あるかぎり私は書く』発行予定について

2冊目の個人誌がほぼ書き上がりつつあります。 現在、表紙に手こずっています。私の技量では、この本のアイデアに一致した表紙を作ることができないのではないかと諦めそうになります。まあできるだけやります。 現段階での序文・目次をここに掲載します。 …

COMITIA131(2月9日)で『平成少女マンガ夜話』を頒布します

前々から宣言していたとおり、2月に個人誌を出すことになりました。 COMITIA131(https://www.comitia.co.jp/html/schedule.html) 日程 : 2020年2月9日(日)11:00~16:00 場所 : 東京ビッグサイト西1・2・3・4ホール 「P01b」のスペースに「hesperas」と…