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文学フリマで買った本の感想(文芸誌編)

今回は、第33回・第34回文学フリマ東京(2021年11月・2022年5月)で頒布されていた文芸誌のいくつかを読んだので紹介します。前回はこちら。 dismal-dusk.hatenablog.com もう半年以上前のため入手できるかわからないものもありますが、私はべつに販促をお願…

文学フリマで買った本の感想(『文芸同人誌ロゼット』第2号 特集 夏の恋)

今更ですが、5月末に第34回文学フリマ東京に行き色々と購入しました。今回は今までと違って評論ジャンル以外の本も探しました。その理由と当日思ったことについてはまた別の記事で書きます。 標題の同人誌はさまざまなジャンルの作品を集めたアンソロジーで…

第33回文学フリマ東京で購入した本の感想②(『よそおい』)

前回は北出栞編『ferne』でした。 今回もまた一冊のみになってしまいました。例によって、すべての収録されているものに言及できているわけではありませんが、できるかぎり書いています。 全体的に こちらのサイトを見ればわかると思いますが、非常に凝った…

第33回文学フリマ東京で購入した本の感想①(北出栞編『ferne』)

毎回思うのですが、本を読んだ時の感想は、書くと同時にそれを読む自分にとって役に立つように書きたいと思っています。 よくSNSで上がるように「~を買いました」というだけではなく、買って読んで自分にどういう変化が起きたのか(あるいは起きなかったの…

ジェシカ・ベンジャミン『愛の拘束』(寺沢みづほ訳・1996年)読書ノート

愛の拘束 作者:ジェシカ ベンジャミン メディア: 単行本 今後のフィクション作品の読解に役立つと思い、各節の要約をつけながら読み直しました。後半の方は具体的な話題をうまく省けず冗長になってしまいましたが、それだけ重要に思える洞察が多かったという…

ALTSLUM「CHAT! CHAT! CHAT!」#1~#3について

最近、「ALTSLUM」というウェブサイトをよく見ています。 altslum.com このサイトでは「CHAT! CHAT! CHAT!」というカジュアルな対談企画を定期的に行っています。この企画では、時事的な話題や日常生活のことについて、(おそらくは若い)参加者の方が飾らな…

友情――水上文『monologue』の解説について

mizuaya.booth.pm なぜ私がこの本を開くに至ったかという質問は受け付けていない。そもそもこのブログにコメント欄は設けられていない(今後設ける予定もない)。 インターネットで活動中の面識のない相手に言及することには独特の困難がある(この記事の第…

江永泉さんが言及していたやる夫スレ「ハリポタ世界と鉄血のオッサム」が面白かった話

タイトル通りです。 この記事は無駄に長いですが、要するに自分の読んだものが面白かったという旨を誰にともなく報告するものです。 このようにブログらしい動機の記事はこのブログでは珍しいほうかと思います。 江永泉さんとはどんな人かというのは、ご本人…

COMITIA131で購入した本の感想

今回は自分で頒布するほうがメインだったのであまり買えませんでした。 敬称略で失礼します。 例)『本のタイトル』(発行者) 『春と東風』(果野) 【あらすじ】東風(こち)は高校生、軽音楽部の友人二人とバンドを組んでいる。彼女はラブソングに歌われ…