『自殺の歴史社会学:「意志」のゆくえ』について

 私は社会学の考え方をきちんと正当な手続きをもって学んだことはなく、社会学の古典をじっくり読んだこともほとんどない。社会学全般に関して門外漢といっても差し支えない人間だと思う。しかるに今回取り上げるのは社会学のちゃんとした本である。 

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『かたわ少女』琳ルートについて―名もなき絵画と飢える身体

 さて、琳ルートです。実は笑美ルートを次に書こうと思ったのですが、ひとつ私にとってあまりにもタイムリーな要素が含まれていたルートなので、静かに向き合えるまで後回しにすることにしました。とっくに残りの全てのルートも終えているのですが、なんだか大して書くことが思い浮かばなかったのでこれも後回しです。

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