自殺

『自殺の歴史社会学:「意志」のゆくえ』について

私は社会学の考え方をきちんと正当な手続きをもって学んだことはなく、社会学の古典をじっくり読んだこともほとんどない。社会学全般に関して門外漢といっても差し支えない人間だと思う。しかるに今回取り上げるのは社会学のちゃんとした本である。

自殺について 1

自殺という死因 若者の死因と聞くと、どこか不穏な雰囲気がある。この国では、15~39歳の死因で最も高い割合を占めるのは自殺だという事実がある(ただし自殺の総数自体は減少傾向にあり、逆に交通事故や殺人、病死、餓死が少ないとも言える)*1。最も割合が…