思うこと

文学フリマ京都8(1/14)に行きました

出店の状況・会場の様子 出店の所感 私の問題と出店名 買ったもの(抜粋) 東京以外の文学フリマへの参加は初めてでした。前々からやってみたいと思っていたものの、東京に出てしまうとなかなか新しい冊子を作るタイミングが合わず、躊躇していました。しか…

文学フリマ東京37(11/11)に行ってきました

投稿 会場の様子・買ったもの(抜粋) 今回の文学フリマ東京に出店はしませんでした。人生に迷って右往左往していたら上半期が終わり、特に何も書けずにいたからです。 投稿 ただ、文章を一つだけ同人誌に載せてもらいました。 「ゼロ年代研究会」という、京…

ヤンデレ・メンヘラ的形象に関連するMV・音楽20選

本当はBlogger.comを利用している第2ブログのほうで公開しようと思ったのですが、JASRACの保護下にある楽曲の歌詞を掲載するには通常申請が必要であり、包括契約を結んでいる「はてなブログ」のほうが適していると考えたため、こちらで公開します。 留意事項…

無責任で一方的で、失踪も引きこもりもせず牛乳を買いに行く「推し」文化の話

たいへん有用な論文があったので紹介します。次に収録されている、村松灯「『推しのいる生』の何が新しいのか」です(以下、「論文」はこれを指します)。 ポップカルチャーの教育思想―アカデミック・ファンが読み解く現代社会― 作者:渡辺 哲男 晃洋書房 Amaz…

第34回文学フリマ東京(5/29)に行ってきました

当初は出店するつもりでしたが、新刊を出せる目途が立たなかったため、購入者として行ってきました。以下はその記録です。 参加前 当日 購入したもの(抜粋) 参加前 私は自分自身もゲームやアニメや他の色々な娯楽作品について書くことがあるので、そういっ…

植物と私

以下の文章は、水上文『monologue』に収録されている観葉植物についての記録に触発されて書いたものである。しかし、その記録とこの文章がどのように関係しているのかは必ずしも明確ではない。読み返すともはやほとんど関係がないような気もしてきた。 植物…

友情――水上文『monologue』の解説について

mizuaya.booth.pm なぜ私がこの本を開くに至ったかという質問は受け付けていない。そもそもこのブログにコメント欄は設けられていない(今後設ける予定もない)。 インターネットで活動中の面識のない相手に言及することには独特の困難がある(この記事の第…

遺言としての自己表現―ある人のnoteについて

経緯 今回は作品紹介の記事とは言えないかもしれません。 数日前、ブラウザのお気に入りを整理していたらあるサイトに行き当たりました。そしてそのページを管理している方のnote(ブログのようなものです)を何とはなしに読み、衝撃を受けたのです。これは…

「この街には何もない」ということ―『タビと道づれ』から

いつもの通り自分語りから始めますと、私は都市らしい都市までは確実に一時間半ほどは要する中途半端な郊外の出身であり、今もそこに住んでおります。この街はなにか全国区の名物を有しており、休日のたび観光客がせっせと足を運ぶ……などということはほとん…

作品の公開と不可能な廃棄―芦原妃名子「月と湖」から

私は、一年ほど前に次のような記事を公開しました。 今でも基本線はここにあるつもりですが、さすがに雑駁に過ぎるとの印象が拭えません。いくつかの点をまったく省略した、素描にすぎないものであることは明らかです。少しずつ補足していく必要があるとは前…

「自分に厳しく、他人に優しく」から始まる思考実験

「自分に厳しく、他人に優しく」。どこかしらで耳にするひとつの道徳的な教えかと思います。私たち若者の中にはスレた輩も多く、そんなことを大っぴらに口にするのはどこか憚られる雰囲気もありますけれども、周りによく話を聞いてみればそれを格率としてい…

イキイキとした活動と躊躇いと俯きがちな人

記事の内容や敬体の末尾表現にすらロクに統一性がないこのブログ、初めてブログっぽく日々思ったことを適当に書きます。 最初に思いついたのは、何に関してでも、躊躇いが無くなった瞬間というのが一番狂ってて物騒なのだろうということです。感情任せにそう…

女生徒の感覚

最近はこの先何をテーマに研究しようか考えているが、その候補が一つあるので書き留めておく。 中学以来、今よりもっと実存的な気分になり、日々が苦痛だと感じていた時期に必ず抱いてきた感覚がある。それを実に精確に言い当てていたのが、太宰治の『女生徒…